『目足』
2005年
2005年の経営方針のテーマを『目足(もくそく)』という二文字で表すことにしました。古来、智目行足という言葉があります。言うまでもなく『目』とは人間の目であり、心の目でもあります。また目は脳が外界へ出てきたものとも言われていますので、思考全般をも指します。ちなみに『思』とは右脳による活動であり、『考』とは左脳による活動です。つまり『目』という文字で象徴する『頭』をフルに活用、活動させようということです。
一方『足』とは人間の足であり、物理的な人間の行動です。もちろん足という文字に代表させましたが、四肢ととらえれば、人間の手も含まれます。すなわち、人間が外部に作用させる全ての機能を『足』という文字で表しました。
つまり『目足』とは現場、現物、現状、現在、過去、未来等々をじっくりと正確にとらえ、思考し、速やかにかつ確実に行動しようということです。表現すれば簡単なことですが、これを現実に実行するのは大変難しいものでしょう。
難しいことだからこそ、この簡単な二文字の『目足』で表し、いつも身の回りに掲げ、その意図するところを徹底しようと考えています。皆さんご協力をお願いいたします。
混迷する社会を乗り切る方策は、この簡単な二文字の『目足(もくそく)』と同義語で表されるものと確信いたします。
登録商標
遊と理
松屋産業株式会社