21世紀が現実のものとなった。世はまさにIT革命まっただ中である。しかし
IT革命の定義が曖昧である。もっとも、革命とは後世の人々の認識にのみ意味があ
るのかもしれないが・・・。
革命とは、それを境に、ある状態が急激に発展、変革することを指している。た
とえば、産業革命は従来にはなかった巨大で安価なパワーを人類にもたらした。結果
として人類は富を得た。
では、IT革命の後には、何が大きく変化するのだろうか。インターネットや
メールを駆使することがIT革命だろうか。IT家電の普及がIT革命だろうか。I
T革命はいったい何を21世紀の人類にもたらそうとしているのだろうか。
結論を急ぐ、IT革命は高度で安価な知的パワーを人類にもたらそうとしてい
る。逆に言えば、高度で安価な知的パワーをもたらすものがIT革命推進物である。
所詮、高度にネット或いはリンクされたコンピュータとて物事の結論は出せない、最
後の判断は脳以外にはできない。時間空間を越えた膨大な情報が脳にもたらされる。
それはIT革命のもと直ちに処理され脳の判断にゆだねられる。
時間空間を越えたバーチャルの世界での人類の活躍を可能にするのがIT革命で
ある。IT革命による知的パワー獲得は、きっと人類に富をもたらすと確信する。